地デジアンテナの用語について
ご質問の多い内容を解説しております。なお、経験則で解説している部分もございます。そのあたりもご考慮の上、参考にして下さい。
- 素子について
アンテナの性能の目安になる数値です。大きい方が受信感度が高くなります。ただ、大きくなれば値段も高くなり、サイズ・重量も大きくなります。14or20素子クラスが標準タイプです。
- アンテナの本数 その1
アンテナそのものの数を指します。支柱(ポール)の数ではありません。
通常、1本のポールに1〜3本ほどのアンテナを固定します。この場合、「アンテナは1本(または2本、3本)」との表現になります。
当ショップでは出来る限り、アンテナ1本の工事をしております。お値段や耐久性でのメリットが大きいからです。(施工した99.9%が1本です)
- アンテナの本数 その2
では実際にアンテナの数はどうやって決まるのでしょうか?およその目安ですが、
大阪、滋賀、奈良、兵庫(神戸市より西側)…1本
兵庫(神戸市より東側)、京都市…2本
兵庫はサンテレビ、京都はKBSを受信するため、2本目が必要となります。反対に考えれば、サンテレビやKBSを諦めれば1本で大丈夫なわけです。実際にはそれでは寂しいので、1本で極力全局を受信できるように調整します。
- 地方局とは
大阪府…テレビ大阪「7」、兵庫県…サンテレビ「3」、京都府…KBS京都「5」、滋賀県…びわ湖放送「3」、奈良県…奈良テレビ「9」を指します。(数字はリモコンボタンを表します)
各府県内のみをサービスエリアとします。ですから、大阪府でびわ湖放送は受信できません。
しかし、実際には隣り合った府県で、お互いに電波が越境しており、受信できております。
- ブースターについて
電波の増幅装置です。一部の地区を除き、基本的には必要なモノとお考え下さい。
本来の使用目的は分配やアンテナ線の長さによる減衰を補うためのものです。
ですから、電波の入りが悪い場合の改善方法として使用する訳ではありません。ただ、地デジの場合、微弱でも品質の良い電波を受信できれば、ブースターで改善されることがあります。
- アンテナ形状(タイプ)について
2種類あり、通常タイプ(八木アンテナ)は従来の「魚のほね」みたいなタイプです。もう1種類はおしゃれなタイプで、「スタイリッシュ(当ショップ、独自の呼称です)、デザイン、パネル」などで呼ばれているタイプです。受信性能(感度)は素子数に依存します。(同じ素子数なら性能も同じです)
ただ、設置場所による受信感度の差はあります。
壁付け(スタイリッシュタイプ)の場合、住宅事情により、アンテナの正面にお隣の建物が接近している場合があります。このような時は受信感度が下がる場合があります。